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Microsoft IIS 7.0 / 7.5 サーバ証明書 インストール手順 (新規/更新)

ソリューション番号: SO23582
最終更新日: 2024/12/17

必ずお読みください

  • 本文書の内容によって生じた結果の影響について、弊社では一切の責任を負いかねますこと予めご了承ください。
  • 本文書は基本的な構成を想定しています。お客様のシステム環境や構成、設定状況などにより、手順や画面表示が変わることがあります。アプリケーション及びツールごとの仕様及び設定手順等のご不明な点は、製品のマニュアルをお読みいただくか、開発元にご確認ください。
  • 申請時にサーバープラットフォーム選択でIISを選択するとサーバ証明書 と 中間CA証明書 を1つにまとめた形式(PKCS7)が添付されます。
    PKCS7形式をMicrosoft IIS にインストールすれば、必要な証明書が同時にインストールできるため、別途中間CA証明書のインストールは必要ありません。

詳細

Step 1:サーバ証明書のインストール

  1. 受信した発行通知メールに添付されるPKCS#7形式の証明書を保存します。
    保存例: cer2012.txt 

    ※拡張子は「.p7b」ではなく「.cer」または「.pem」で提供される場合がありますが
     PKCS#7形式フォーマットですので、そのままIISのインストールにご利用いただけます。
     ただし「.cer」で添付された場合、メール受信環境によっては添付ファイルが
     取得できない事例が報告されています。 その場合は、CertCentralにログインして
     適切な形式をダウンロードしてください。
     参考: サーバ証明書 インストール手順
  2. Microsoft IIS 7.0 / 7.5を起動し、「機能ビュー」から「サーバ証明書」を選択します。
    (「管理ツール」→「インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ」)
  3. サーバ証明書の機能ビューの右側「操作」メニューから、「証明書の要求の完了…」を選択します。
  4. 証明書ファイルを指定する画面が表示されます。
    「証明期間の応答が含まれるファイルの名前」で手順(1.)で保存したサーバ証明書ファイル名を指定します。
    「フレンドリ名」には任意の文字列(フレンドリ名)を指定して「OK」をクリックします。


【注意】 インストールの際、以下のようなエラーが表示されることがあります。

エラーが表示されても実際にはインストールが完了していることがあります。
「インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ」画面に戻り、「F5」キーを押下して最新の状態を確認してください。
 

「機能ビュー」から「サーバ証明書」を選択し、以下の様にインストールしたサーバIDの情報が確認できる場合、インストールは完了しています。
「名前」がブランクになっている場合でも、削除せず「サーバ証明書の有効化」へ進んでください。

  • エラーが表示された場合、インストール時に指定したフレンドリ名が表示されない場合があります。
  • インストールが完了している状態で再度インストールをすると、以下のエラーが表示されます。

このエラーは、マイクロソフト社も認識済みの不具合です。詳細はマイクロソフト社の技術情報を確認してください。

 

 

Step 2 : サーバ証明書の有効化

  1. 「インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ」画面に戻り、SSLを有効にするサイトを選択して「操作」メニューの「バインド」を選択します。
  2. 「サイトバインド」画面が表示されます。
    httpsが表示されていない場合は「追加」ボタンをクリックします。
    httpsが表示されている場合は、選択して「編集」ボタンをクリックします。
  3. 「サイトバインドの追加」または「サイトバインドの編集」画面が表示されます。
    「種類」では [https] を選択しポートなどを指定します。
    「SSL証明書」ではインストール手順 (4.) で指定したフレンドリ名(※)を選択します。

    ※ フレンドリ名ではなく、コモンネームが表示されることがあります。その場合はコモンネームを選択してください。
  4. 「OK」をクリックすると設定は完了です。

 

Webサーバの再起動(必要な場合のみ)

  • 再起動せず更新後の証明書が確認できる場合は再起動は不要です。
    更新した証明書が反映されない場合は、再起動を行い反映されるかご確認ください。
  • Webサーバの再起動中は、ウェブサイトに接続できなくなります。
  • アクセスの少ない時間帯に作業するなど、事前に検討してください。

 

  1. 「インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ」画面に戻り、SSLを有効にするサイトを選択して「操作」メニューの「再起動」を選択します。
  2. 再起動の完了を確認します。以上で設定は完了です。

 

Step 3:キーペア(秘密鍵と証明書)のバックアップ

ハードウェア障害などに備え、キーペア(秘密鍵 と 証明書)ファイルをバックアップ(エクスポート)しておきます。

  • サーバをリプレイスする場合などには、キーペアファイルを新しい環境にインポートすることで移行して利用できます。
  • キーペアファイルを紛失した場合、取得したサーバIDを利用できません。確実にバックアップを取ってください。
     
  1. Microsoft IIS 7.0 / 7.5を起動し、「機能ビュー」から「サーバ証明書」を選択します。
    インストールしたサーバIDを選択し、「操作」メニューの「エクスポート…」をクリックします。
  2. 「証明書のエクスポート」画面が表示されます。
    エクスポート(バックアップ)ファイルの保存先・ファイル名を指定し、パスワードを(2回)設定して「OK」をクリックします。


    ここで入力するパスフレーズは、絶対に忘れないように大切に管理してください。
    エクスポート(バックアップ)が完了すると、指定した場所、ファイル名で拡張子 (*.pfx) のキーペアファイルが保存されます。
    キーペアファイルには、セキュリティ上最も大切な秘密鍵の情報が含まれています。
    必ずバックアップを取り、厳重に管理をしてください。

     

お客様の秘密鍵情報について

  • キーペアファイルに含まれる秘密鍵は、セキュリティ上最も大切な情報です。秘密鍵が漏洩した場合、暗号化の安全性が失われます。
  • キーペアファイルをEメールに添付して送信したり、共有のドライブで保存するなどの行為は絶対にお止めください。
  • 当社がお客様のキーペア情報を受け取ることは絶対にありません。
  • キーペアファイルは必ずハードディスク以外のメディアにもバックアップを取り、厳重管理してください。
  • 設定したパスワードを忘れないように十分注意してください。