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[CertCentral]サーバー証明書 トラブルシューティング

ソリューション番号: SOT0032
最終更新日: 2025/01/30

よくある質問

Q: 秘密鍵のパスフレーズ(パスワード)を忘れてしまいました

A: 秘密鍵のパスフレーズは、お客様のウェブサーバで管理されている秘密鍵を保護するためのパスワードです。
秘密鍵 および パスフレーズは、お客様自身で管理するセキュリティ上最も重要な情報です。
当社ではお客様の秘密鍵 および パスフレーズの情報を一切お預かりしていません。

設定した可能性のある文字列をいくつか入力するなど、試してみてください。
秘密鍵を保護するためのパスフレーズを失念された場合は、秘密鍵の生成し直しから再発行を行ってください。

Q: クライアント(ブラウザ)によって、サイトの表示に時間がかかることがあります。

A: サイトへのアクセス時に、証明書の有効性を確認するCRL配布ポイント(以下CRL)へ接続が行われる場合があります。
サイトの表示に時間がかかる場合はネットワークやアプリケーションの設定を確認してください。

サーバ証明書には、CRLが設定されています。サーバやブラウザ等でCRLを確認する設定になっている場合は
オンライン上のCRLリストへアクセスします。利用環境のネットワーク設定により、CRLへのアクセス制限がある場合には、
CRLを確認することが出来ないためサイトの表示に時間がかかることがあります。

参考:[CertCentral]TLS/SSL証明書の OCSPおよびCRLについて

 

ブラウザで表示される証明書エラーに関するトラブルシューティング

サーバ証明書をインストールしたサイトでアクセスするとにブラウザにエラーが表示された場合、エラーコードやメッセージから原因を特定できます。

Chrome: Edge: FireFox:
例「この接続ではプライバシーが保護されません」 例「接続がプライベートではありません」 例「警告: 潜在的なセキュリティリスクあり」

エラーコード一覧

エラーコード 原因 解決方法
NET::ERR_CERT_DATE_INVALID
DLG_FLAGS_SEC_CERT_DATE_INVALID
SEC_ERROR_EXPIRED_CERTIFICATE
証明書の有効期限が切れています。 有効な証明書を取得して置き換えます。※有効期限内である
場合は、クライアント環境のシステム時間がずれていないか
確認してください。
NET::ERR_CERT_AUTHORITY_INVALID
NET::SEC_ERROR_UNKNOWN_ISSUER
NET::PKIX_ERROR_SELF_SIGNED_CERT
NET::MOZILLA_PKIX_ERROR_SELF_SIGNED_CERT
DLG_FLAGS_INVALID_CA
証明書を検証するための必要な証明書が不足しています。

1.サーバー側に中間CA証明書の設定されていない
以下FAQを確認のうえ、ウェブサーバに最新の
中間CA証明書を 設定してください。
参考: 証明書のインストールについて
インストールチェッカー
※一般的なPCブラウザには補完機能があるため、中間CA証明書が設定されていなくてもエラーは表示されません。

2.クライアント環境にルート証明書が存在しない
一般的にはインターネットに接続されるブラウザでは予め
パブリック証明書のルート証明書がインストールされますが、
何らかの制限により搭載されていない可能性があります。
ルート証明書のインストール状況を確認してください。

3.サーバー側にパブリック証明書がインストール
されていない。
NET::ERR_CERT_COMMON_NAME_INVALID
NET::DLG_FLAGS_SEC_CERT_CN_INVALID
SSL_ERROR_BAD_CERT_DOMAIN
接続先のサイトのFQDNが証明書のコモンネーム(またはSANs)に含まれていません。 1.サーバー側に異なるサイト用の証明書を設定している
可能性があります。ブラウザでサイトにインストールされた
証明書情報を確認して、正しい証明書に置き換えてください。

2.IPアドレスなどで接続している場合、コモンネームで
アクセスしてください。
NET::ERR_CERT_REVOKED
ERROR_INTERNET_SEC_CERT_REVOKED
SEC_ERROR_REVOKED_CERTIFICATE
接続先のサイトの証明書が失効しています。 接続先のサイトに設置されている証明書が失効(Revoke)
されています。
有効な証明書への置き換えが必要となります。
NET::ERR_CERTIFICATE_TRANSPARENCY_REQUIRED
Certificate Transparency(以下CT)のSCT(Signed Certificate Timestamp)が証明書に含まれていない場合に表示されます。 証明書申請時に「CTの登録しない」 を選択して申請された
可能性があります。再発行申請時にCT登録を行い、
発行された証明書に 置き換えてください。
参考:アカウントでCT登録が無効になっているかどうかを
チェックする
NET::ERR_SSL_OBSOLETE_VERSION
NET::ERR_SLL_PROTOCOL_ERROR
サーバーが非推奨のプロトコルを使用しているために発生します。 SSL v3、TLS v1.0、または TLS v1.1 プロトコルを使用している
サーバーでは、これらのプロトコルは安全ではないと
見なされているため、このエラーが発生します。
これらのプロトコルを無効にして、TLS v1.2 および
TLS v1.3 プロトコルを使用する必要があります。
サーバー上のプロトコルを更新する方法が
わからない場合は、サーバーのドキュメントを参照するか、
サーバーベンダーに問い合わせてください。
NET::ERR_SSL_VERSION_INTERFERENCE
サーバーが TLS プロトコルの最新バージョン (現在は TLS v1.3) のみを使用している場合に発生します。 さまざまなブラウザーでより一般的に使用されている
プロトコルである TLS v1.2 を有効にしてください。
NET::SSL_ERROR_RX_RECORD_TOO_LONG
NET::SSL_ERROR_NO_CYPHER_OVERLAP
サーバーが最新バージョンの TLS プロトコル (現在は TLS v1.2 および TLS v1.3) を使用していない場合に発生します。 1.TLS プロトコル (現在は TLS v1.2 および TLS v1.3)を有効にしてください。古い SSL v3、TLS v1.0、TLS v1.1 プロトコルは安全ではないと考えられるため、無効にすることをお勧めします。

2.サーバー上の SSL 接続のリスニング ポートが構成されていない場合もこのエラーが発生する可能性があります。
SSL のデフォルト ポートは 443 です。

3.サーバーが古いもしくは弱い暗号スイートを使用している可能性があります。古いもしくは弱い暗号スイートを使用している場合は無効にしてください。設定についてはサーバーの
ドキュメントを参照するか、サーバーベンダーに 問い合わせて
ください。
NET::ERR_SSL_VERSION_OR_CIPHER_MISMATCH
サーバーがブラウザでサポートされていないプロトコルまたは暗号スイートを使用している時に発生します。 1.ブラウザは通常、安全であると見なされるプロトコルまたは
暗号スイートのみをサポートします。最新バージョンの
TLS プロトコル (現在は TLS v1.2 および TLS v1.3) を
有効にしてください。古い SSL v3、TLS v1.0、TLS v1.1 プロトコルは安全ではないと考えられるため、無効にすることをお勧めします。

2.サーバーが古いもしくは弱い暗号スイートを使用している可能性があります。古いもしくは弱い暗号スイートを使用している場合は無効にしてください。設定についてはサーバーの
ドキュメントを参照するか、サーバーベンダーに 問い合わせて
ください。