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DigiCert ONE – Trust Lifecycle Manager: Custom Report の利用方法について

ソリューション番号: SOT0053
最終更新日: 2024/06/18

本ナレッジではこのレポート機能の利用方法を説明します。リリースはDigiCerONEを提供するデータセンター毎に異なりますので、リリースの案内をご確認ください。

2023年11月:表示の変更に伴って内容を改訂

 

 

詳細

TLM (Trust Lifecycle Manager) のCustom Reportとして提供する機能は、証明書(Certificate)ならびに申請コード(Enrollment)のレポートになります。

以下で例示する画面は開発中のものを使用していますので、細かい差異がある場合があります。

 

Custom Reportと既存のレポート機能との差異は以下となります。

項目 Custom Report 既存のレポート
レポートの件数上限 上限なし 5,000件
レポートの再実行 可能 なし、都度リクエスト
カスタマイズした
抽出条件と記載情報
可能 可能
記載項目の追加 可能 既存のもののみ
レポート生成 バッチ処理のため、
一旦待ち行列にて実施を待つ
即時実施

 

Custom Reportで生成したレポートは生成日より30日保持いたします。30日を超えるとレポート自体は削除し、ダウンロードできなくなります。この場合でもレポートの再実行は可能です。

 

 

新規レポート作成の場合

Custom Reportは以下の手順で作成します。以下は証明書(Certificate)レポートを例に記載をします。
申請コード(Enrollment)の例は *1 に後述します。

1. メニューからIinventoryを選択します。

 

2. 右側のReportのアイコンをクリックします。

 

3. Create Custom report をクリックします。
既存のレポート(Instant Report)を使用する場合にはInstant downloadをクリックしてください。

 

4. レポート作成の画面になりますので、Report nameにレポート名称を入力します。今後、この名称で再発行などの際に選択をしますので、わかりやすい名称をつけてください。日本の名称も使えますが、一部制約がありますので、英数文字での名称を推奨いたします。

 

5. 次へをクリックします。

 

 

6. レポートに含める項目の選択、レポートの表示順を決定する項目の指定、証明書発行時の認証用フィールド(手動認証時に使うフィールド)を選択します。

選択できる項目は証明書のDistinguished Name以外の情報も利用可能です。

使用できる項目例は以下となります。

 

7. レポートの表示順番を制御する項目を指定します。

8. 次へをクリックします。

 

9. レポートの生成タイミングを指定します。

10. Create Custom Report のボタンをクリックします。

Run Onceを指定している場合、その場でレポートの生成を実施します。

 

11. 画面はメニューのReport Libraryに移動し、作成したレポートを作成するため、バッチ処理のために待ち行列に登録します。

 

12. バッチ処理が完了すると、上記の操作をおこなったユーザー(管理者)に件名「Your report is ready」のメールで通知が届きます。 このメールにはリンクがあり、それをクリックするとユーザー(管理者)としてログイン後にレポートをCSV形式でダウンロードします。このファイルは<レポート名称>_yyyy-mm-dd.csvというファイル名になります。もしレポート名称に日本語を使う場合、このダウンロードファイルは文字化けする場合がありますので、非推奨となります。

 

また、メニューの<レポートと監査>から<Report Library>を選択することで、生成し、サーバー側に残っているレポートを一覧でみることができ最新のレポートのみ、メニューからダウンロードすることができます。過去のレポートは参照することはできません。

このときのダウンロードファイルは<レポート名称>.csvとなります。レポート名称に日本語を使用している場合、近時のモダンブラウザであれば文字化けせずダウンロードすることができます。(メールのリンクからのダウンロードと違い、日付は含みませんのでご注意ください)

 

 

レポートの再実行

レポートの再実行をしたい場合には、Report Libraryのレポートの一覧から実行することができます。手順は以下の通りです。

 

1. メニューの<レポートと監査>から<Report Library>を選択

 

2. 再実行したいレポート名の右にあるアイコンからRun Nowをクリックします。

 

3. バッチ処理の待ち行列に登録します。処理が完了するとメールが届きますので、メールのリンク、またはReport Libraryからダウンロードします。

 

処理待ち行列に登録している場合、証明書の削除(Delete report)、生成処理待ちのキャンセル(Stop running report)は可能です。

 

 

レポートの削除

レポートの削除をしたい場合、Report Libraryのレポート一覧から実行することができます。手順は以下の通りです。

 

1. メニューの<レポートと監査>から<Report Library>を選択

 

2. 削除したいレポート名の右にあるアイコンからDelete reportをクリックします。

 

 

*1 申請コード(Enrollment)レポートの場合の例

1. メニューから「管理」- 「申請」を選択します。

 

2. 右側のCustom Reportのアイコンをクリックします。

 

3. Create Custom report をクリックします。

 

4. レポート作成の画面になりますので、Report nameにレポート名称を入力します。今後、この名称で再発行などの際に選択をしますので、わかりやすい名称をつけてください。日本の名称も使えますが、一部制約がありますので、英数文字での名称を推奨いたします。次をクリックします。

 

5. レポートに含める項目の選択、レポートの表示順を決定する項目の指定します。

使用できる項目例は以下となります。

 

6. レポートの表示順番を制御する項目を指定します。 
次へをクリックします。

 

7. 実行タイミングを指定(即時一度のみ、または特定の実行日)し、Create custom reportをクリックします。

以後の操作は証明書のレポートと同じです。