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認証マーク証明書(VMC)、コモンマーク証明書(CMC)の認証について

ソリューション番号: SOA2002
最終更新日: 2024/12/20

認証マーク証明書(VMC)およびコモンマーク証明書(CMC)は、Eメールの「送信者」欄の横にロゴを表示することができ、ユーザーはEメールを開く前に、視覚的に認証済み組織およびロゴを確認することができます。

 

認証マーク証明書(VMC)、コモンマーク証明書(CMC)の違い

お客様の商標・ロゴの登録状況により、認証マーク証明書(VMC)またはコモンマーク証明書(CMC)を選択いただけます。
登録商標や政府機関のマークの場合は認証マーク証明書(VMC)を、先使用によって保護されている商標や登録商標に修正を加えた商標・ロゴの場合は、コモンマーク証明書(CMC)を選択ください。

各製品がサポートしている商標・ロゴは以下のとおりです。

認証マーク証明書(VMC) コモンマーク証明書(CMC)
  • 登録商標(Registered trademark)
    特許庁をはじめとする承認されている商標登録機関のいずれかに有効な状態で登録済みの商標・ロゴ

  • 政府マーク (Government Mark)
    公的な法令 (official statute)、政令(regulation)、条約(treaty)により政府機関に所有が承認されている、または政府機関がその所有を主張することができる商標・ロゴ
  • 先使用マーク(Prior Use Mark)
    商標未登録であるものの、他の者が商標権を主張する前に商業で実際に使用されていたことが認識されている商標・ロゴ

  • 修正登録商標(Modified Registered Mark)
    特許庁をはじめとする承認されている商標登録機関のいずれかに有効な状態で登録済みの商標・ロゴに対し、規定範囲内の修正・改変が加えられていることが確認できる商標・ロゴ

DMARC とBIMIのオープン技術に裏打ちされた本物の企業から送信されたメールにブランドロゴが表示されます。

認証マーク証明書(VMC)およびコモンマーク証明書(CMC)の認証

認証マーク証明書(VMC)およびコモンマーク証明書(CMC)の認証には、EV証明書の組織認証プロセスをベースにVMC仕様書のセクション3.2で要求されている新しい認証プロセスとして、組織のSVGロゴの検証申請並びに責任者(認証済連絡先(Verified Contact))個人の認証項目が追加されています。
このため、通常の証明書製品よりも認証に時間を要することが想定されます。できるだけ余裕をもって申請を開始するようお願いします。

 

申請から発行まで

(1) EV組織認証

  1. EV証明書と同じレベルの 組織認証 を行います。
  2. 申請責任者(認証済連絡先(Verified Contact))の在籍および権限確認を行います。
     規定の第三者データベースで確認した申請組織の電話番号宛てに電話連絡のうえ、ご本人以外の第三者に以下の内容を確認します。
    • 申請責任者(認証済連絡先(Verified Contact))の氏名
    • 申請責任者(認証済連絡先(Verified Contact))の役職(※)
    • 申請責任者(認証済連絡先(Verified Contact))のEメールアドレス
    • 申請責任者(認証済連絡先(Verified Contact))の連絡先電話番号
    • 申請団体の正社員として在籍していること
    • 申請団体を代表して、証明書を申請する権限をもっていること
      (※)役職名が無い場合、役割名、ポジション名などを確認します(例:一般社員、営業担当、IT担当など)
       

(2) 申請責任者(認証済連絡先(Verified Contact))個人の認証
申請責任者(認証済連絡先(Verified Contact))様には、デジサート認証担当者とのビデオ通話にて身分証明書(政府発行の写真付き証明書)を提示いただき必要な確認に対応いただく必要があります。

  • ビデオ通話開始前に、申請責任者(認証済連絡先(Verified Contact))個人の写真付き身分証明書(運転免許証など政府発行の証明書)のコピーを画像またはPDFファイル等で弊社が用意した提出先フォルダにアップロードいただきます。
  • 認証担当者とのビデオ通話のスケジュール調整をさせていただいた後、ビデオ通話用のリンク(Zoom)をご案内します。
  • コピーをアップロードいただいた身分証明書は、ビデオ通話中にも認証担当者に提示いただき身分証明書の番号および電話番号、住所などの連絡先情報を確認させていただきます。

 

(3) ロゴの認証
ロゴは適切にフォーマットされており、製品ごとの認証基準を満たしている必要があります。ロゴの準備については、BIMIの準備:ロゴの準備 を確認してください。 認証マーク証明書(VMC)

  • 提出されたロゴが、承認されている商標登録機関(日本では経済産業省 特許庁)に有効な状態で登録済み、且つ登録番号を持っていることを確認します。
  • ロゴの登録者名が、認証マーク証明書(VMC)申請組織名と正確に一致することを確認します。
  • 提出されたロゴが、商標登録機関に登録されているマークおよびその条件と正確に一致することを確認します。
  • 登録商標の商標登録番号と、商標登録を許可した商標局の名前を確認します。
  • 承認されている商標局に商標が登録されていない場合は、VMCを申請する前に商標登録を行う必要があります。
  • 政府マーク (Government Mark)の場合は、公的な法令 (official statute)、政令(regulation)、条約(treaty)により、証明書の申請組織である政府機関が所有、または所有を主張することができる商標・ロゴであることを確認します。

 コモンマーク証明書(CMC)

  • 提出されたロゴが、承認されている商標登録機関に有効な状態で登録済みで無いこと(先使用マーク)、または登録済みの商標・ロゴと完全に一致していないこと(修正登録商標)を確認します。
  • 提出されたロゴが、公的な法令 (official statute)、政令(regulation)、条約(treaty)により、証明書の申請組織である政府機関が所有、または所有を主張することができる政府マークではないことを確認します。
  • 先使用マーク(Prior Use Mark)の場合:
    • 提出されたロゴが、少なくとも12ヶ月前またはそれ以前に申請組織のウェブサイトに掲載されていたこと、また現在も掲載されていることを検証します。
    • 申請ドメイン名が、提出されたロゴを掲載しているウェブサイトのドメイン名と一致するか、申請組織が所有するドメイン名であるかを確認します。
  • 修正登録商標(Modified Registered Mark)の場合:
    • 提出されたロゴが、承認されている商標登録機関に有効な状態で登録済み、且つ規定範囲内の修正・改変が加えられていることを確認します。
    • ロゴの登録者名が、コモンマーク証明書(CMC)申請組織名と正確に一致することを確認します。
    • 提出されたロゴが、登録済みの元の商標と比較して同一であると識別できない修正・改変が加えられている場合は、修正登録商標として受け付けることはできません。

 

(4) ドメイン認証
認証マーク証明書(VMC)またはコモンマーク証明書(CMC)の発行には、証明書を取得するEメールアドレスのドメイン名の利用権確認 (DCV) のプロセスとして、ドメイン名所有者による承認操作が必要です。そのドメイン名を使用して証明書を取得することを、ドメイン名の所有者が承認していることを確認するプロセスです。
ドメイン名の利用権確認 (DCV) の詳細については、以下のページを確認してください。
[DCV] SSL/TLS証明書 / セキュアメールIDのドメイン名の認証(共通)