EV SSL証明書は、CA/ブラウザフォーラムによって策定された「EV証明書ガイドライン(以下ガイドライン)」に準拠した確認・認証をしたうえで発行します。
以下の確認・認証を実施します。
- 申請団体の認証(法的存在・事業の実在性)確認
登記事項証明書等による法的存在確認、および第三者データベース等による事業の実在性確認などの認証を実施します。
設立から3年未満の組織で、第三者データベースへの登録が確認できない場合など、意見書等の書類の提出をご案内します。
- EV SSL証明書に記載する組織名の確認
EV SSL証明書には、規定の方法で公式に確認できる英語、ローマ字または日本語のいずれかの表記の組織名(Organization)を記載する必要があります。
申請の際に入力された組織名について、弊社で確認を行います。
第三者データベース等で表記を確認できない英語組織名が入力されている場合、確認のための書類の提出をご案内することがあります。
- 申請団体の事業所住所・電話番号の確認
弊社が利用する第三者データベースまたは登記事項証明書で、申請団体の事業所住所や電話番号を確認します。
登録が確認できない場合は、意見書等の書類の提出をご案内します。
意見書についての詳細は、以下のFAQを参照してください。
「意見書」はどのような場合に必要になる書類でしょうか
- ドメイン名の認証:(ドメイン名の利用権確認(DCV))
EV SSL証明書の発行には、証明書申請組織が申請ドメイン名を使用して証明書を取得することについて、ドメイン名の所有者様による「承認」操作が必要です。
ドメイン名の認証については、以下のFAQを参照してください。
[DCV] SSL/TLSサーバ証明書のドメイン名の認証(共通)
- 申請責任者(認証済連絡先(Verified Contact))の在籍および権限確認
規定の第三者データベースで確認した電話番号宛てに電話をし、ご本人以外の第三者に申請責任者(認証済連絡先(Verified Contact))の在籍および権限を確認します。
申請責任者(認証済連絡先(Verified Contact))以外の第三者に確認する項目
- 申請責任者(認証済連絡先(Verified Contact))の氏名
- 申請責任者(認証済連絡先(Verified Contact))の役職(※)
- 申請責任者(認証済連絡先(Verified Contact))のEメールアドレス
- 申請責任者(認証済連絡先(Verified Contact))の連絡先電話番号
- 申請団体の正社員として在籍していること
- 申請団体を代表して、EV SSL証明書を申請する権限をもっていること
(※)役職名が無い場合、役割名、ポジション名などを確認します(例:一般社員、営業担当、IT担当など)
CertCentralでは、EV証明書の申請・発行をその組織の申請責任者(Verified Contact)がEV承認者として承認する必要があります。
認証が完了した申請責任者(認証済連絡先(Verified Contact))宛に、EV証明書の発行について承認を確認するEメールが送信されます。
内容をご確認いただき、EV証明書の発行に承認いただくための操作を完了いただくと、EV証明書が発行されます。
詳細は以下のFAQを参照してください。
EV SSL証明書の申請・発行承認について