Verified Mark Certificates(通称:VMC 認証マーク証明書)とは、メールクライアントの「送信者」欄の横に、企業のブランドロゴを表示することができるもので、メールを開く前から見ることができます。これは、Twitterの青いチェックマークやInstagramの認証済みバッジに相当するものになります。
1. VMCの仕組みとは?
2. 認証マーク証明書(VMC)、PEMファイル、そしてSVGファイル ー 各ファイルの配置先
4. ロゴのキャリッジリターン(改行コード)を正しく設定する方法 (CR LF から LFへ)
5. ドメインにDMARC を設定し VMC の資格を取得する方法
Q1. VMCを再発行した場合、再発行元のVMCは失効しますか?
A.
コモンネームに変更がある場合、SANsに変更・削除されるFQDNがある場合は、オリジナル(再発行元)の証明書は48時間~72時間以内に失効します。
ただし、コモンネームに変更がなくSANsを追加した場合は、オリジナル(再発行元)の証明書は失効しません。
Q2. 申請画面でロゴファイルをアップロードするとエラーが表示されて申請できません。
A.
申請時にエラーとなってしまう場合がございます。たいへん恐れ入りますが、回避策として[後でロゴを提出する] を選択していただき申請を完了させ、後ほど証明書の詳細画面からロゴをアップロードしていただきますようにお願いします。
Q3. ロゴ画像ファイル(SVG形式)にtitle要素として組織名を入力する部分がありますが、どの組織名を入力すればいいですか?VMCの申請組織名と同一である必要がありますか?
A.
SVG形式画像ファイル内の組織名については、認証の対象外となり規定はございません(2022年2月現在)。申請組織名と完全に同一である必要はありませんが、ベストプラクティスとしてロゴ画像を使用している組織名を入力いただくことをおすすめしております。
Q4. ロゴ画像ファイル(SVG形式)の改行コードをLFにしなければいけないと聞きましたが、私のPCでファイルを保存するとLFにならないようです。どのように改行コードLFのファイルを保存できますか。
A.
下記のナレッジベース記事で、改行コードをLFに変換して保存する手順例をご案内しております。参考にしていただければ幸いです。
[認証マーク証明書(VMC)] ロゴのキャリッジリターン(改行コード)を正しく設定する方法 (CR LF から LFへ) (digicert.com)
Q5. メールアドレス用のドメインを複数使用しています。ドメインごとにVMCを購入する必要がありますか?
A.
ロゴは同一の画像を使用する場合、1枚のVMCで複数のドメインをご利用いただけます。ドメイン名を追加する際にSANsオプションを追加購入いただく必要がある場合があります。複数のロゴ画像を利用される場合は、ロゴ画像ごとに1枚のVMCが必要です。
ロゴ画像\ドメイン | 1つのみ利用 | サブドメインでも利用 (example.com, mail.example.com など) |
別のベースドメインを追加 (example.com, example.net など) |
---|---|---|---|
1つ | VMC 1枚 | VMC 1枚 | VMC1枚 +SANsオプション |
複数 | VMC x枚 (ロゴ画像数と同一枚数) |
VMC x枚 (ロゴ画像数と同一枚数) |
VMC x枚 (ロゴ画像数と同一枚数) +同じロゴに別ドメイン追加する場合は ロゴ(VMC)毎にSANsオプションが必要 |
詳しくは弊社ブログでもご案内しておりますので下記のブログ記事をご覧ください。
認証マーク証明書(VMC)は何枚必要ですか? | DigiCert.com
Q6. バウチャーを利用してVMCを申請しました。SANsオプションを追加して別のドメインでもロゴを表示したいのですが、追加しようとするとエラーになります。
A.
バウチャーを利用して証明書を申請された場合、プラン期間の途中などバウチャー購入後にSANsオプションを追加いただくことができません。恐れ入りますが、追加ドメインについて新規での申請、もしくは次回更新時にSANsオプション付きのバウチャーを購入いただきますようにお願いします。
バウチャー利用時の注意点については下記のナレッジベース記事でもご案内しておりますので、ぜひご覧ください。