CA/B Forum で可決された業界ルール(SC081v3)に基づき、ドメイン認証(DCV)の再利用期間は2026年に397日から200日に変更されます。
詳細
2026年2月25日(日本時間)より、DigiCertはドメイン認証(DCV)の再利用期間を397日から199日に短縮します。既存のドメイン認証(DCV)の再利用期間も397日から199日に短縮されます。この変更は、ドメイン認証(DCV)を必要とするすべての製品に影響します。
- Public OV TLS products
- Public EV TLS products
- X9 PKI for TLS
- EU Qualified Website Authentication Certificate
- EU Qualified Website Authentication Certificate PSD2
- PKIo Private Services Server
- Secure Email for Employee
- Secure Email for Organization
この変更は、ドメイン認証の再利用をサポートしていないパブリック DV 証明書のドメイン認証には影響しません。
| 重要:新しい情報が入り次第、この記事は更新されます。最終更新日はタイトルの下に表示されます。こちらのページを保存し、定期的に最新情報をご確認いただくようお願いいたします。こちら (英語) のページをもとに作成されています。 |
DigiCert はなぜこれを行っているのでしょうか?
DigiCertは、CA/ブラウザフォーラムの投票SC081v3「有効期限およびデータ再利用期間の短縮スケジュールの導入」に沿って、これらの変更を実施します。この投票では、ドメイン認証(DCV)の再利用期間を397日から、2026年に200日、2027年に100日、2029年に10日に短縮するスケジュールが設定されています。下記ページをご参照下さい。 Learn more about Ballot SC081v3.
CA/ブラウザフォーラムにおけるドメイン認証再利用期間
| 証明書の発行日 |
ドメイン認証の最大再利用期間* |
| 2026年3月 14日以前 |
398日 |
| 2026年3月 15日 から2027年 3月 15日まで |
200日 |
| 2027年3月 15日 から 2029年3月 15日まで |
100日 |
| 2029年3月 16日以降 |
10日 |
| *DigiCert の最大再利用期間は、CA/ブラウザ フォーラムで許可されている最大期間を超えないように最大有効期間よりも1 日短くなっています。 |
この記事で取り上げる項目
何が変更になりますか?
現在、証明書発行のためのドメイン認証は最大397日間再利用できます。2026年2月24日 より、認証の再利用期間が変更され、DigiCertはドメイン認証の再利用プロセスに以下の変更を加えます。:
- 新しいドメイン
2026年2月25日 (日本時間)以降に認証されたドメインは、最大199日間再利用できます。これらのドメインは、397日ではなく199日ごとに再認証する必要があります。
- 既存のドメイン
DigiCert は、既存のドメイン認証の再利用期間も 397 日から 199 日に短縮します。
- 2025 年 8 月 10 日(日本時間)より前に検証されたドメインの場合、そのドメイン検証は 2026 年 2 月25 日 (日本時間) に直ちに期限切れになります。
- 2025 年 8 月 11 日(日本時間)以降に検証されたドメインについては、これらのドメイン検証は 2026 年 2 月 25 日 (日本時間) まで有効ですが、当初の 397 日間の期間よりも早く期限切れになります。
ドメイン認証の再利用期間変更でどのような影響がありますか?
すぐに対応をしていただく必要はないですがこの変更に備えておくことをお勧めしています。:
- 199日ごとにドメインを認証する準備をしてください。
期限切れのドメイン認証は、ドメインが期限内に再認証されない場合、証明書の発行に支障をきたす可能性があります。即時証明書発行をご希望の場合は、2026年2月25日までにドメインの再認証する必要があります。
- ドメイン認証の有効期限を確認してください。
2026年2月25日まで、DigiCertは、影響を受けるドメインを特定しやすくするために、現在の397日間のドメイン有効期限に加え、199日間のドメイン有効期限を表示します。
これらのドメインを特定しやすくするため、CertCentralの「ドメイン」ページと「ドメインの詳細」ページを更新します。
- ドメインページ
CertCentralの [ドメイン] ページにおいて、現在の「認証の有効期限(Validation expires)」列の隣に、新しく 「認証の有効期限 SC-081(Validation expires SC-081)」 列を追加します。この新しい列により、元の有効期限と新しい有効期限を比較して、ドメインの再認証が必要かどうかを判断できるようになります。
[ドメイン] ページにアクセスするには、左メニューから [証明書] > [ドメイン] に移動してください。
- 「ドメインの詳細」ページ
CertCentralの「ドメインの詳細」ページにおいても、「認証の有効期限」フィールドの隣に、新しい 「認証の有効期限 SC-081」 フィールドを追加します。この新しいフィールドにより、元の有効期限と新しい有効期限を簡単に比較し、必要に応じてドメイン再認証の計画を立てることができます。
ドメイン詳細ページの下部では、短縮されたドメイン有効期限が 2026年2月24日 に切れる場合に、ドメインの再認証を開始することができます。
参考文献