CA/B Forum で可決された業界ルール(SC081v3)に基づき、パブリックOV TLS証明書の認証再利用期間は2026年に825日から398日に変更されます。
詳細
2026年2月25日(日本時間)より、DigiCertはパブリックOV TLS証明書の再利用期間を825日から397日に短縮します。既存の825日間OV組織認証の再利用期間も短縮されます。
この変更は、以下の OVTLS 証明書に影響します。
- Public OV TLS certificates
- X9 PKI for TLS certificates that leverage OV organization validation
| 重要:新しい情報が入り次第、この記事は更新されます。こちらのページを保存し、定期的に最新情報をご確認いただくようお願いいたします。最終更新日はタイトルの下に表示されます。※本ページは、こちら (英語) のページをもとに作成されています。 |
DigiCertがパブリックOV TLS証明書の組織認証再利用期間を短縮するのはなぜですか?
DigiCert は、CA/ブラウザ フォーラムの投票 SC081v3の結果 有効期間およびデータ再利用期間の短縮スケジュールの導入が議決されたのを受け、これらの変更を行っています。これにより、OV 組織の認証再利用期間が 2026 年に 825 日から 398 日に短縮されます。以下をご参照下さい。 Learn more about Ballot SC081v3
CA/ブラウザフォーラムにおけるOV組織認証再利用期間
| 証明書の発行日 |
OV組織認証’の最大再利用期間* |
| 2026年3月 15日より前 |
825日 |
| 2026年3月 15日より後 |
398日 |
| *DigiCert の証明書の最大認証再利用期間は、CA/ブラウザ フォーラムで許可されている最大有効期間を超えないように、最大再利用期間よりも 1 日短くなっています。. |
この記事で取り上げる項目
何が変更になりますか?
現在、DigiCertがお客様の組織向けパブリックOV TLS証明書を認証した場合、その認証は最大825日間再利用できます。2026年2月25日(日本時間)より、認証の再利用期間が変更され、DigiCertはOV組織認証の再利用プロセスに以下の変更を加えます。:
- 新しいOVの組織認証
2026年2月25日 (日本時間)以降にパブリックOV TLS証明書の認証を完了した組織は、最大397日間再利用できます。これらの組織は、825日ではなく397日ごとに再認証する必要があります。
- 既存OVの組織認証
- 2025 年 1 月 24 日(日本時間)より前に認証された OV 組織の場合、これらの認証は 2026 年 2 月 25 日 (日本時間) に直ちに期限切れになります。
- 2025 年 1 月 25 日(日本時間)以降に認証された OV 組織の場合、OV 組織認証は 2026 年 2 月 25 日 (日本時間) 時点で有効のままですが、元の 825 日間の期間よりも早く期限切れになります。
OV 組織認証の再利用可能期間の変更でどのような影響がありますか?
即時に対応いただく必要はないですがこの変更に備えておくことをお勧めしています。:
- OV 組織は 397 日ごとに検証する必要があります。
OV の有効期限が切れた組織の場合、再認証が間に合わないと証明書の発行が滞る可能性があります。即時に証明書の発行を希望される場合は、2026 年 2 月 25 日 (日本時間)までに組織の再認証を行い、有効な状態にしておく必要があります。
- OV 組織認証の有効期限を確認して下さい。
2026 年 2 月 25 日 (日本時間)より前に、DigiCert は、影響を受ける組織を識別できるように、現在の 825 日間の OV 組織有効期限の横に 397 日間の OV 組織有効期限を表示します。
- 組織の詳細ページ
CertCentralの組織の詳細ページに、2つ目の「OV組織認証有効期限」を追加します。これは、OV組織認証の再利用期間を「397日間」とする「Ballot SC-81」の要件に準拠するための対応です。この2つ目の有効期限が表示されることで、元の有効期限と新しい有効期限を簡単に比較でき、必要に応じて組織の再認証の計画を立てることができます。
組織詳細ページにアクセスするには、左メニューの [証明書] > [組織] に移動します。[組織] ページで、該当する [組織名] のリンクを選択してください。
参考文献