CertCentralで発行されたTLS/SSLサーバ証明書の取得、証明書チェーンの選択、インストール、設定後の確認方法を案内します。
必ずお読みください 弊社では、業界で求められる証明書仕様への迅速な対応を行い、 お客様のセキュリティリスク低減化を推し進めるため、証明書の中間CA証明書を定期的にアップデートしています。 電子証明書ライフサイクル管理のベストプラクティスとして、証明書をインストールするときは、サーバ証明書だけでなく、発行時に提供された最新の中間CA証明書を設定してください。以前取得した中間CA証明書を流用すると、証明書チェーンを正しく構築できない場合があります。 2026年10月15日以降、パブリックTLS/SSL証明書は既定でG5ルート階層から発行されます。G5ルートを信頼していない旧環境との互換性が必要な場合は、本ページの「6. 使用する証明書チェーンを選択する」および「7. クロスルート証明書を使用する場合」を確認してください。 中間CA証明書や製品仕様は更新される場合があります。証明書のインストール時には、CertCentralから提供された最新のファイルと各製品ベンダーの最新手順を確認してください。 |
このページの内容
| ※秘密鍵について: 秘密鍵はDigiCertから提供されません。CSRを作成したサーバーまたは証明書管理システムに保存されています。秘密鍵がない場合、発行された証明書をインストールできません。 |
[以下の形式で証明書をダウンロード]の表示例
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[その他オプション]の表示例
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証明書発行後、DigiCert(admin@digicert.com)から発行通知が送信されます。アカウントの配布設定により、ZIP/P7B/PEM/CERファイル、プレーンテキスト、またはダウンロードリンクが提供されます。
| 形式 | 主な内容 | 使用時の確認事項 |
|---|---|---|
| ZIP | (コモンネーム_オーダー番号).zipファイルが添付されます。添付ファイルを展開して各証明書を取得します。
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現時点では、下記ファイル名で提供されています。ルート証明書(TrustedRoot.crt)が含まれない場合もあります。G5切り替え後は、クロスルート証明書の格納方法やファイル名が変更される可能性があります。
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| P7B/PKCS#7 | サーバ証明書と証明書チェーンをまとめたPKCS#7形式ファイルが添付されます。 | Microsoft IISなど、PKCS#7形式に対応する環境で使用できます。(コモンネーム_オーダー番号).p7bファイルは証明書と中間CA証明書、ルート証明書が1つになったPKCS#7形式ファイルです。 |
| PEM | サーバ証明書と証明書チェーンをまとめたPEM形式(Base64形式)のファイルが添付されます。 | Apache、Nginx、ロードバランサーなどで使用します。(コモンネーム_オーダー番号).pemファイルをメモ帳などで開きます。 -----BEGIN CERTIFICATE----- |
| CER/CRT | サーバ証明書や各CA証明書が、CER/CRT形式の単体ファイルとして添付されます。 | .cerファイルが添付された場合、メールの受信環境によっては添付ファイルが取得できません。その場合は、CertCentralにログインして適切な形式をダウンロードしてください。 |
| プレーンテキスト | 各種証明書がプレーンテキスト形式で発行通知メールの本文に記載されます。 | メールの本文にBase64エンコードされたテキストが記載されています。それぞれメモ帳などに張り付け任意のファイル名で保存します。 -----BEGIN CERTIFICATE----- |
| ダウンロードリンク | 証明書を取得するためのダウンロードリンクが発行通知メールの本文に記載されます。 | ダウンロードページのURLが記載されています。ダウンロードページより取得します。 |
クロスルート証明書の提供方法について 発行通知メールやZIPファイルにおけるクロスルート証明書の同梱方法とファイル名は、選択したサーバープラットフォームや配布方式によって異なり、今後変更される可能性があります。 クロスルート証明書は、本ページの「クロスルート証明書を使用する場合」に掲載しているリンクから取得できます。契約種別やアカウント設定によっては、CertCentralのオーダー詳細にある[以下の形式で証明書をダウンロード]>[その他オプション]から個別に取得できる場合があります。 |
製品ごとの画面名や設定ファイルは異なります。以下の手順書と、利用している製品ベンダーの最新マニュアルを確認してください。
| サーバー/サービス | インストール手順 | クロスルート利用時の確認箇所 |
|---|---|---|
| Apache + OpenSSL | 新規/更新 | 証明書チェーンまたはfullchainファイルへ、G5中間CA、クロスルートの順で追加します。 |
| Microsoft IIS 8.0以上 | 新規/更新 | G5中間CA証明書とクロスルート証明書を[中間証明機関]ストアへ登録します。 |
| Microsoft IIS 7.0/7.5 | 新規/更新 | G5中間CA証明書とクロスルート証明書を[中間証明機関]ストアへ登録します。 |
| Microsoft IIS 6.0 | 新規/更新 | G5中間CA証明書とクロスルート証明書を[中間証明機関]ストアへ登録します。 |
| IBM WebSphere Application Server 7.0 + IBM HTTP Server 7.0 |
新規/更新 | 鍵データベースへ、サーバ証明書と必要なCA証明書を階層順に登録します。 |
| Oracle WebLogic Server 11g | 新規/更新 | キーストアまたは証明書チェーンへ、CA証明書を正しい順序で登録します。 |
| Sun One Web Server 6.1 | 新規/更新 | 証明書データベースへ、中間CA証明書とクロスルート証明書を登録します。 |
| HDE Controller | 共通 | 製品のチェーン設定にG5中間CA証明書とクロスルート証明書を追加します。 |
| AWS Certificate Manager | 証明書のインポート(外部) | Certificate chain欄へ、G5中間CA、クロスルートの順で入力します。 |
| AWS Classic Load Balancer | 新規(外部)/更新(外部) | 証明書をインポートする場合は、Certificate Chain欄へチェーンを設定します。 |
| AWS CloudFront | HTTPS用証明書の設定(外部) | ACMへ証明書をインポートする場合に、正しい証明書チェーンを設定します。 |
| Amazon API Gateway | カスタムドメイン名の設定(外部) | 利用する証明書をACMへインポートする場合に、正しい証明書チェーンを設定します。 |
| その他 | プラットフォーム/OS別手順一覧(英語) | プラットフォームやOSごとの手順と関連情報を確認します。 |
OpenSSLを利用できる場合は、次のコマンドでサーバーから送信される証明書を確認できます。
| openssl s_client -connect example.com:443 -servername example.com -showcerts |
※example.comは確認するFQDNに置き換えてください。
インストールした証明書のオンラインで確認する方法(チェックサイトでの確認方法)は、以下サイトをご参照ください。
インストールした証明書の確認方法
2026年10月15日以降に発行されるパブリックTLS/SSL証明書は、既定でG5ルート階層を使用します。通常は、G5ルートへ直接つながる証明書チェーンの使用を推奨します。
アクセス元となるクライアント側の環境がG5ルート証明書を信頼しておらず、G2またはG3ルート証明書を信頼している場合は、互換性を確保するためにクロスルート証明書を使用できます。なお、クロスルート証明書の提供終了時期は、現時点では未定です。
| 【標準】G5ルートを直接使用 | 【オプション】G2/G3クロスルートを使用 |
最新のOS、ブラウザ、アプリケーションなど、G5ルートを信頼する環境向けです。 サーバー側:サーバ証明書とG5中間CA証明書を設定します。 クライアント側:対応するG5ルート証明書を信頼している必要があります。 |
G5ルートが未登録の旧OS、閉域端末、アプリケーション、ネットワーク機器などとの互換性が必要な場合に検討します。 サーバー側:サーバ証明書、G5中間CA証明書、G5クロスルート証明書を設定します。 クライアント側:RSAではG2、ECCではG3ルートを信頼している必要があります。 |
| RSA:サーバ証明書 → G5 RSA中間CA証明書 → DigiCert TLS RSA4096 Root G5 |
| ECC:サーバ証明書 → G5 ECC中間CA証明書 → DigiCert TLS ECC P384 Root G5 |
通常、G5ルート証明書をサーバーに設定する必要はありません。ルート証明書はアクセス元となるクライアント側のトラストストアで信頼されます。
| RSA:サーバ証明書 → G5 RSA中間CA証明書 → G5用G2クロスルート証明書 → DigiCert Global Root G2 |
| ECC:サーバ証明書 → G5 ECC中間CA証明書 → G5用G3クロスルート証明書 → DigiCert Global Root G3 |
G2/G3ルート証明書は、原則としてサーバーに設定する必要はありません。
G5ルートの各クロスルート証明書は、以下のページからダウンロードできます。
G5 cross signed root certificates
中間CA証明書は更新される場合があります。上表よりも、発行時にCertCentralから提供された中間CA証明書を優先してください。
クロスルート証明書は、新しいG5ルート証明書と、以前から多くの端末に登録されているG2/G3ルート証明書をつなぐ「橋渡し用の証明書」です。
アクセス元となるクライアント側の端末にG5ルート証明書が登録されていない場合でも、端末がG2またはG3ルート証明書を信頼していれば、クロスルート証明書を経由してサーバ証明書を検証できるようになります。
| サーバ証明書 → G5中間CA証明書 → クロスルート証明書 → 端末が信頼しているG2/G3ルート証明書 |
使用するクロスルート証明書は、発行されたサーバ証明書の公開鍵方式によって異なります。CertCentralのオーダー詳細や証明書の表示画面で、公開鍵がRSAまたはECCのどちらであるか確認してください。
次の3種類の証明書を準備します。
| ファイル | 内容 | 入手方法 |
|---|---|---|
| 1. サーバ証明書 | お客様のFQDNに対して発行された証明書 | 発行通知またはCertCentralから取得します。 |
| 2. G5中間CA証明書 | サーバ証明書を発行した認証局の証明書 | 発行通知またはCertCentralから、サーバ証明書と一緒に取得します。 |
| 3. クロスルート証明書 | G5階層をG2/G3ルートへつなぐ橋渡し用の証明書 | 下表「手順2」のリンクから取得します。契約種別やアカウント設定によっては、CertCentralの[その他オプション]から個別に取得できる場合もあります。 |
| 入手方法 | 提供される形式の例 | 確認方法 |
|---|---|---|
| 発行通知メール | ZIPファイル内に、中間CA証明書、クロスルート証明書、ルート証明書がそれぞれ格納される場合があります。申請時に選択したサーバープラットフォームによっては、中間CA証明書ファイルにクロスルート証明書が続けて格納されている場合もあります。 | ファイル名は配布方式によって異なるため、証明書を開いて「発行先」「発行者」または証明書名を確認します。ファイルをテキストエディターで開き、BEGIN CERTIFICATEからEND CERTIFICATEまでの証明書が2つ含まれているか確認します。 |
| CertCentralから個別取得 ※利用可能な場合 |
契約種別やアカウント設定によって[その他オプション]に対象の証明書が表示される場合は、必要な中間CA証明書またはクロスルート証明書を個別に取得できます。 | オーダー詳細の[以下の形式で証明書をダウンロード]>[その他オプション]を開き、対象の証明書が表示されるか確認します。 |
クロスルート証明書は証明書の内容を確認してください 現時点のZIPファイルでは、サーバ証明書に(コモンネーム).crt、中間CA証明書にDigiCertCA.crt、ルート証明書にTrustedRoot.crtが使用されています。2026年10月15日以降に発行されるG5切り替え後のクロスルート証明書のファイル名や格納方法は変更される可能性があるため、証明書名や証明書ファイルの内容を確認してください。 |
| 対象 | クロスルート証明書 | 最終的に信頼するルート |
|---|---|---|
| RSA証明書 | DigiCert Global G2 cross signed DigiCert TLS RSA 4096 Root G5(PEM) シリアル番号:07:A1:27:8A:21:27:F2:B4:C4:21:70:EC:EC:73:4B:4E |
DigiCert Global Root G2 |
| ECC証明書 | DigiCert Global G3 cross signed DigiCert TLS ECC P384 Root G5(PEM) シリアル番号:0D:F2:A8:1F:6B:BE:9A:48:DA:CF:F7:28:F6:7A:B1:FC |
DigiCert Global Root G3 |
最新版のクロスルート証明書を使用してください 過去に取得したG5クロスルート証明書ではなく、上表の証明書名とシリアル番号に一致するファイルを使用してください。 |
Apache、Nginx、ロードバランサー、クラウドサービスなどでPEM形式の証明書チェーンを使用する場合は、次の手順でファイルを作成します。
完成した証明書チェーンファイルは、次のような並びになります。
| -----BEGIN CERTIFICATE----- <G5中間CA証明書> -----END CERTIFICATE----- -----BEGIN CERTIFICATE----- <G5用G2またはG3クロスルート証明書> -----END CERTIFICATE----- |
コピーするときの注意
サーバー製品の設定画面または設定ファイルで、次の2つを指定します。
サーバ証明書を含む「fullchain」ファイルが必要な製品では、次の順に1つのファイルへまとめます。
| 1. サーバ証明書 2. G5中間CA証明書 3. G5用G2またはG3クロスルート証明書 |
Windows Server/IISでは、通常、証明書をテキストで連結するのではなく、証明書ストアへ登録します。
クロスルート証明書を[信頼されたルート証明機関]ストアへインポートしないでください。
間違えやすい点
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まず、クロスルート証明書を含めないG5直接チェーンで接続を確認してください。利用するすべての端末やアプリケーションから接続できる場合、クロスルート証明書の追加は通常不要です。
一部の旧端末などでG5ルート証明書を信頼できないことが原因で接続できず、その端末がG2またはG3ルート証明書を信頼している場合に、クロスルート証明書の利用を検討してください。
| 症状 | 主な原因 | 確認事項 |
|---|---|---|
| 証明書が信頼されない | 中間CA証明書の未設定、誤ったチェーン、クライアント側に必要なルートがない | 発行時の中間CA証明書を設定し、G5直接またはクロスルートのどちらのチェーンを使用しているか確認します。 |
| 一部の端末だけ接続できない | 旧端末のトラストストアにG5ルートがない、証明書ストアが更新されていない | 対象端末のG5ルート対応状況を確認し、必要に応じてG2/G3クロスルートを検討します。 |
| クロスルートを追加しても接続できない | RSA/ECCの取り違え、設定順序の誤り、古いクロスルートの使用 | 鍵タイプ、証明書名、シリアル番号、設定順序を確認します。 |
| 証明書と秘密鍵が一致しない | 別のCSRで作成した秘密鍵を使用している | CSRを作成したサーバーの秘密鍵を使用するか、新しいCSRで証明書を再発行します。 |
| 環境によって異なる証明書が表示される | 複数のTLS終端点、CDN、WAF、ロードバランサーに異なる設定が残っている | すべての接続先とSNI設定を確認し、証明書とチェーンを統一します。 |